人力発電(じんりきはつでん)とは、人間を動力源として電気を起こすこと。発電機を回転させ、携帯ラジオ・懐中電灯・携帯電話・パーソナルコンピュータの利用や充電といった電源として用いられる。
人力発電では、小型のものは発電機に手回しハンドルを接続した極めて簡単な機構のみで運用可能である。そのため、災害時や紛争地帯・無人地帯のように燃料や電池の補給が難しい局面で重宝されている。世界各地の情報格差解消が期待される100ドルPCでは、手回し式充電器で利用できるパーソナルコンピュータが開発中である。
またある程度の電力を必要とするものでは足漕ぎ式のものも考えられるが、こちらは余り多く出まわっておらず、そのような用途には専ら太陽光発電(太陽電池)や風力発電、あるいは小型の水力発電機のような、他のエネルギーに電力を求める様式が一般的である。
ただ、足漕ぎや自転車で発電というアイデアも必ずしも非効率という訳ではなく、東京工業大学では「大岡山ゑれきてる」と題したコンテストを実施、省電力家庭用電化製品程度なら難なく動かせる発電量を実現したチームも続出している。製品レベルでは日本の日省エンジニアリングや南アフリカのフリープレイパワーグループがペダル式の充電式電源を開発・販売している。
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人間が生きて行けるところであれば必然的にこれら電源が利用可能であるため、このような機器は古くから構想されてきてはいるが、2000年代に入っての日本では防災用品として注目を集めるようになっており、様々な人力発電機付き機器(主に懐中電灯やラジオ受信機)が発売されている。
人力発電は、日本においては災害への備えなど、緊急時の選択肢の一つであったり、あるいはLED懐中電灯など消費電力が極めて小さいながら自然放電などで乾電池が気付かないうちに切れてしまいやすい(そしてそれはいざ使おうとする段に非常に困る)機器への適用という傾向が見出され、携帯電話の充電も太陽光発電による充電装置や電池式充電器など他の充電に使える電源と同程度の意味合いしかない。